CHARACTER GUIDELINE
キャラクター製作ガイドライン
電脳怪異譚 KAI-I//KILL — PCとして作れるもの・作れないもの
キャラクターを作り始める前に確認すること。 KAI-I//KILLのPCは怪異と戦う討伐者の一人である。英雄でも超人でもない。
01 — OK EXAMPLES
作れるキャラクターGOOD TO GO
| 方向性 | 例 | ポイント |
|---|---|---|
| 正規の若手討伐者 | 祓部の祓士。訓練を終えたばかり | 組織の歯車として動きながら、現場で成長する |
| 企業に雇われた傭兵 | 雷禽重工の装備を使う突撃型 | 契約と実績の世界。二つ名はこれから勝ち取る |
| フリーの傭兵 | 《Anonymous》Dランク。まだ名前もない | 仕事を選びながら実力を積む段階 |
| 本業が別にある傭兵 | 普段はバーテンダー。ライセンスだけ持っている | 日常と討伐の二重生活。依頼が来たら動く |
| 組織に属せない無所属 | 底澱のスラムで育った路地裏の犬 | ライセンスを取れない事情がある。何も持たないが生き延びてきた |
| 元祓部の脱走兵 | 組織に幻滅して抜けた。追われている | 過去の知識と追跡のリスクを天秤にかける |
| 独学の退魔師 | 神社の血筋だが祓部には入らなかった | 古い知識はあるが、組織の後ろ盾はない |
| 怪異の被害者から討伐者へ | 家族を怪異に殺され、復讐を誓った | 強い動機があるが、未熟さと向き合う |
| 過去に囚われた討伐者 | 実験施設から逃げ出してきた | 力はあるが制御が不安定。自分自身への恐怖を抱えている |
| 調査専門の知識型 | 民俗学者くずれ。戦えないが怪異を解き明かす | 解明フェーズで輝く。戦闘は仲間に任せる |
| サイバネティクス改造済み | 片腕が義肢。蒼鉄機工の正規品 | 改造の恩恵と拒絶反応の代償がある |
いいPCの4条件:
1. 成長の余地がある — 最初から完成していない。セッションを通じて強くなる
2. 弱点がある — 何かが欠けている。仲間が必要な理由がある
3. 動機がある — なぜ怪異と戦うのか、理由が1つ以上ある
4. 世界に足がついている — この社会の中で生きている実感がある
02 — PROHIBITED
禁止事項CANNOT CREATE
以下のキャラクターはPCとして作成できない。
| # | NG | 理由 |
|---|---|---|
| 1 | 大祓主・祓主・禊士 | PC開始ランクは祓士が上限。指揮官クラスはNPC専用 |
| 2 | 上級祓士で開始 | 通常の祓士より1段上。PCの開始ランクではない |
| 3 | 《Anonymous》Aランク以上 | 業界最高峰〜伝説級。到達する「かもしれない」目標であって、出発点ではない |
| 4 | 御柱(みはしら) | 大祓主直轄の伝説的存在。NPC専用 |
| 5 | 怪異そのもの・完全に変質した存在 | PCは「人間側」である。怪異側に落ちたら物語は終わる。NPCとしてならあり得る |
| 6 | 特級怪異を複数回単独撃破した経歴 | ゲーム内で最も危険な存在。初期PCがそんな経歴を持つのは不自然 |
| 7 | 元禊士の脱走兵 | 「元禊士」の知識と人脈がゲームバランスを壊す |
| 8 | 全装身型・戦闘用搭乗型で開始 | 一般の討伐者には持ちえない |
| 9 | サイバネティクス等級Ⅲで開始 | 全身改造は代償が重い。物語の末に辿り着くもの |
| 10 | 他PCの記憶を操作できる設定 | 記憶操作はNPC権限。PCが持つとPvPの原因になる |
| 11 | 企業所属のキャラクター | PCの所属は祓部・傭兵・無所属の3つのみ。蒼鉄機工・雷禽重工等の企業社員としてのPCは作成不可。企業の装備を使う傭兵や、企業と契約関係にある討伐者は可 |
03 — NOT RECOMMENDED
非推奨BETTER AVOID
禁止ではないが、避けたほうがいいもの。右列の改善案を参考に。
| 非推奨 | 理由 | こうすると良くなる |
|---|---|---|
| 「最強」を自称する設定 | 成長の余地がない。他PCを見下す構造になりやすい | 「強くなりたい」「まだ足りない」という動機にする |
| 孤高すぎて仲間と絡めない | TRPGはチームで遊ぶもの | 一匹狼でも「組まざるを得ない理由」を1つ用意する |
| 過去が重すぎて動けない | トラウマは良い設定だが、行動不能になると卓が止まる | 「傷はあるが、それでも前に出る」にする |
| 現実の特定組織・事件の直接的パロディ | 世界観の没入を妨げる | KAI-I//KILLの固有設定に沿って翻案すること |
| 怪異と友好的な関係を最初から持っている | 怪異は集合的な噂が実体化したもの。友好関係は極めて稀 | 「理解・共感」として表現する。友好ではなく複雑な感情 |
| 魔法言語をすべて得意にする | ルール上、得意と苦手は同数。全得意は不可 | 得意2〜3 + 苦手2〜3 が一般的 |
| 所属と矛盾する行動指針 | 祓部なのに組織を無視する、傭兵なのに契約を守らない等 | 「葛藤」は良いが「最初から破綻」はNG |
04 — MOTIVATION
なぜ戦うのかCHARACTER MOTIVATION
PCは全員、怪異と戦う理由を持っている。以下のうち1つ以上を設定に含めること。
| 動機の型 | 例 |
|---|---|
| 喪失 | 家族・友人・恩師を怪異に奪われた |
| 使命 | 組織から任務を受けている。職務として |
| 贖罪 | 過去に怪異を生む原因を作ってしまった |
| 知的欲求 | 怪異の謎を解き明かしたい |
| 生存 | 怪異に追われている。戦わなければ死ぬ |
| 復讐 | 特定の怪異、または怪異を利用した者への報復 |
| 保護 | 守りたい人・場所がある |
| 自分自身への恐怖 | 自分の中にある力が怪異に近い。制御するために戦う |
NGな動機:
「特にない」「なんとなく」 — 物語に参加する理由がなくなる
「世界を救う」 — スケールが大きすぎる。PCは一人の討伐者